【翻訳家を目指して】奮闘記No.3
勉強の一環として、毎月行われている翻訳コンテストに参加している。主に3つ参加しているが、うち2つは同じところが主催している。
翻訳家/学習者にはよく知られている「アメリア」というところだ。
学習者にとってはとてもありがたい情報を提供してくれている。
夏に翻訳トライアスロンというものがあり、「出版」「映像」「実務」の3種コンテストが開催される。
今年、初参加をし、すべてのコンテストで翻訳を提出した。
つい先日、その「映像」の結果が発表された。まだ自分の結果の詳細はわからないが、予想通り、点数上位取得者にはなれなかったようだ(笑) (そりゃそーだw)
例訳と解説は確認できるので、自分のものと照らし合わせて復習した。
やはり、問題は訳や日本語選択どうこうの前に「解釈」が不十分のようだ。
この場合は解釈は英文解釈ではなく、「ストーリー解釈」だ。
「流れを大幅に変えてしまっている」
「誤解を招くような訳になっている」
というとこまではいっていないが、
なぜ「このセリフ」なのか
脚本家が伝えたいこと=セリフ
監督が伝えたいこと=役者の表情、セリフの言い回し、効果音など
こういうことを『きちんと、正確にくみ取れていない』というのが私の訳には出ている。
少し話が逸れるが、私の好きなラジオの一つに「裏方」というのがある。
現在第三期が放送中の「おそ松さん」の脚本家/放送作家、松原秀さんがメインパーソナリティーでやっていらっしゃるラジオだ。
おそ松さんが好きで聞き始めたが、最近は別の目的で聞いている。
ゲストにはプロデューサーさんや、アニメーターさん、演出家さんなど、作品を作るために尽力されている方々が来られる。
こういう方々から、「作品を作る情熱」が伝わってくるが、「いかにワンシーン、ワンシーンに意味を込めている」かがわかる。
単純に一視聴者で見ていると、作品が「好き/嫌い」「面白かった/面白くなかった」で判断するだけで、私個人としては制作者の意図をちゃんと受け止めているかどうか怪しい。
また、そういう熱い思いも人を介せば介すほど、連想ゲームと同じく、薄れていったり、メッセージが歪んで伝えられたりする。
翻訳なんてまさにその危険性がある。
ましては外国語だ。言葉は文化の一つで、異文化から異文化へと、どうフィットさせるかを考えに考えなければならない。
これに字幕翻訳には文字制限が課せられる。
うぉーーーーーーーーい(ー□ー)ってなる(笑)
このラジオ裏方を聴いていると、「すべてのセリフが厳しい選抜戦を勝ち抜いた言葉であり、脚本家のメッセージそのものだ」ということを感じる時がある。そして、「そのセリフを通して伝えたいメッセージを正確に伝えるために監督が俳優に演出を施し、映像を作り上げている」ということも知れる時もある。
『一生懸命作りました』
よく聞く言葉だけど、学習を本格的にし始めてようやく理解できた気がする。
そんな魂を込めた作品を、翻訳の時点で壊すわけにはいかない!!
そう思ったら、自分の解釈が甘いわ!!と寒気がたつ。
どうしたらいいもんか・・・
よく、「こういうのはセンスだよね」とか「経験していって磨くもんだよ」とも聞くけど、他に何かできないもんかね?と思い、思い立ったのが、
「読解力を上げる」だ。
私は、昔っから、文章読解が大の苦手(だから、翻訳なんて無理だよ。と、思い諦めていたんだが・・・)。この読解力を高めたらなんか役に立つんじゃないか?っと思って、中学レベルの「読解力を高めるための参考書」を元に勉強しようと思う。明日にでも本屋に行くわ。
また、「あ~、例訳の日本語だと、●●のようなニュアンスも伝わるな!」と、やはり、日本語力も必須だ!授業で習った「言葉には個性がある」という言葉が頭をよぎる。
これから、「この言葉でいいかな?と、すごく悩むよ~!」と先生がおっしゃってたのが呪いの呪文になりそうだ(笑)
学習をしだして、自分の課題がより明確に浮き彫りになってきた分、何をしたらよいのかも見えだしたので、嬉しい(๑•̀ㅂ•́)و✧
P.S.
戒めのためにも、ラジオ裏方は聞き続けます(笑)
次のゲストに声優の櫻井孝宏さんも来ることだし❤(やっぱ、ミーハーだったw)