BurgundyBlackの独り言

「好きなこと」「そのとき気になったこと」など、自由気ままに語るよ

感想:福山潤が語る~夢を叶えるためのヒント~

今日はNHK文化センターでじゅんじゅんの講座があった。

2年ぐらい前かな?広島市でじゅんじゅんが行った講座に行った時、「これは、今後またあったら受けてみたい!別の声優さんのもあれば受けてみたい」と思っていた。

だから、じゅんじゅんを皮切りに、安元さん、細谷さん、中村さんのを受講して、いろんなお話を聞いている📝

 

その中でもじゅんじゅんのは、「ザ・講義」という感じ。声優さんだから、もちろん「声優さんを目指している人に向けて」という講義だけど、広島の講義を受けた時、「これは、何かに向けて頑張っている人みんなに役立つ話じゃん」と思い、今回も即行申し込んだ💻

 

あと、今回の受講の目的は「翻訳家として声優さんの考えを知っておきたい」ということもあった。今は字幕翻訳家としてのデビューを目指し学習中だけど、吹替翻訳もやりたいので、作品制作にかかわる人の話はぜひ聞きたい。それに、広島の講義の時も思ったけど、声優も翻訳家も「言葉・文字を扱う仕事」という面で共通しているので、じゅんじゅんの話から翻訳業にリンクさせることもできるんだよね。だから、楽しみにしていた✨

 

思った通り、今回の講義でも”ふむふむψ(._.  )”と、いろいろ気づかされることがあった✒

私に響いたことは次のこと👇

 

1️⃣何がやりたいか、しっかりイメージする

イメージは具体性があった方がいいよね。昔から思っているのは「ハリウッド映画を訳したい」🎥 これに加え、今は「シリーズもののドラマを訳したい」「映画祭の映画を訳したい」📺

ま、映像なら何でもいいんだけど、最終的には映画やドラマを主軸に翻訳を任せてもらえるようになりたい❗ あと、翻訳家としては「あの人だと安心して任せられる」と思ってもらえるようになりたい。

 

2️⃣自分のやりたいこと≠自分の適性

そうだよね。

私が「翻訳」に興味を持ったのは中学生の時。映画が好きだったから最初から「翻訳=字幕翻訳家」だったんだよね。でも、翻訳はいろいろ分野があって、それぞれにそれぞれに難しさがある。新聞記事の翻訳や小説の翻訳のコンテストに参加したこともあるけど、「うん。こりゃ、向いてないな」と思った。字幕翻訳も自分としては楽しくてしょうがない。でも、「もしかしたら吹替の方が向いているのかもしれない」と思う時がある。本格的に勉強したことはないけど、なんとなくそう感じることがある。でも、字幕翻訳家としてもまだスタートラインすら立ってないから、ぜってぇー諦めねぇけど╰(‵□′)╯

 

3️⃣吹替では「呼吸が難しい」

これは、声優さんの立場のお話。でも、これが知れてとても良かった。というのも、吹替翻訳家は「訳す=日本語版の台本を書く」ということで、俳優さんたちの「息遣い」を台本に書くんだよね。《息吸う》とかね。「声優さんが演技をしやすいように」なんだけど、じゅんじゅんの講義で「オリジナルの俳優の息遣いに合わせることでリアリティーが生まれ、観客により思いが伝わりやすくなる。でもこれが難しい」という話で、”翻訳家の《息》の印が重要なんだ!”って気づかされた。吹替翻訳のコンテストに参加したことがあるけど、意外とこの《息》を見落としがち。なぜなら、走った後のゼィハーゼィハー言ってる息遣いならまだしも、普通に話している時の人の息遣いってほぼ気にならないでしょ?「あ、今、吸ったな」なんて、分かる?ましてプロの俳優さんが超自然に演技してるやつの息遣いよ?見落とすって(⊙x⊙;) 「観客にちゃんと物語が伝わる翻訳をすることと、それを伝えてくれる声優さんのための台本を作るんだ」って思ったら、吹替翻訳家の責任の重さがズズズッとのしかかってきた💦

 

4️⃣言葉の感覚

これは翻訳を学習し始めてからずっと言われていることでもあったから、「うほ(⊙o⊙)」ってなった(笑)

特に「自分の持つ感覚と他人の持つ感覚に注意すること」、ということ。翻訳の講師からは「常に自分の日本語を疑え」と言われている。「とにかく辞書を引け」と。そして自分が選んだ言葉で、観客にも同じように伝わるか考えろ」と。人によって「言葉・文字」から受ける印象って変わる。理想は字幕から「私が⭐と思ったら、観客も同じ⭐をイメージできる」こと。そうするために、いろんなことを考慮する必要がある。講師とじゅんじゅんが全く同じことを言っていた。

「映像にマッチしている言葉か」

「作品の雰囲気に合っている言葉か」

「役が使いそうな言葉か」

全く同じだったから笑いそうになったぐらい。「翻訳家も声優も同じ方向を向いていないといけないんだな」と思った。

そして、声優さんがやらないといけないこととして「状況・文脈から感情を読み取ること」というのがあった。ここでいう「状況」は映像のことだろう。これは翻訳家も一緒で、「とにかく絵(=映像)を見ろ」と言われる。オリジナルの役者の表情、使われている音楽・効果音など、訳出するためのヒントが散りばめられている。声優さんにとっては自分の演技の構築に必要なのだろう。そして「文脈」。これは、セリフだが、つまり、「翻訳されたもの」だ。私の仕事じゃん。そもそものセリフが「は?」みたいなものだと、もちろん作品自体も悲惨になるが、声優さんたちの演技の構築にも影響が💦

これに気づいたとき、サイン会でじゅんじゅんに言われた助言を思い出した。サイン会の時に「翻訳家の卵なので激励して」と言ったら、「(役に)ちょうどいいセリフを作れる翻訳家さんになって!」と言われた。あの時は「このキャラだったら、こういうものの言い方をするだろう、っていうピッタリな言葉をチョイスしてね」という意味だと思ってたけど、今日の講義で「”演技の構築には翻訳されたセリフから感情を読み取る必要があるんだよ。だから、翻訳が頼りだよ”という思いも込められていたんだろうな」と思ったら、「やべーーー!頑張るーーΣ(っ °Д °;)っ」ってなった(笑)

 

5️⃣目からの情報が理解度に大きく影響する

これは声優さんの台本の読み方のお話だったけど、字幕翻訳にも通ずることもあってハッとした。翻訳講師からは「字幕は読み物だ」と繰り返し言われる。「読み返しがきかない読み物だ」と。そして「極力シンプルに作る方が観客に伝わりやすい」と。だから無駄に「!」や「強調記号」を使わない方がいいと言われている。不必要な言葉・記号があることで、受け取り手(=観客)に誤解を与え微妙に物語の内容がズレることがあるのだ。字幕では観客に直結し、吹替では声優に直結する問題だ。そう考えると、「吹替の最初の観客って声優さんなのでは・・・・?」と思った。言葉選び・記号の使い方はマジ慎重にやらなくては(⊙_⊙;)

 

6️⃣とにかくコツコツ

そうね!

すぐに結果が出るものではない。「挑戦+継続⇒経験値」の繰り返しだ。プラス、じゅんじゅんも行ってたけど、「出会いの運」「一人で仕事しているわけではないし、一人でできる仕事ではない」ということも共通している。とにかく、出来ることにはどんどん挑戦して、やらなければならないことを見つけ、学び取っていくしかないな!!

 

いやーー、濃い1時間半だった🕒

モチベーションも上げてもらったし、大好きなじゅんじゅんの声も聞けたし、超ステキな日になったぜぃ❣

やっぱ、じゅんじゅんの物の考え方、好き❤

これからも応援していくぞ、じゅんじゅんผ(•̀_•́ผ)