本:RIKA
⭐⭐⭐⭐⭐
活字だけであんなに気持ち悪くなるとは思わなかった(◎﹏◎)
読みながら「うげぇ~、気持ちわりぃ~🤢」と思いつつ、先が気になるから結局全部読んじゃったよ📕
作:五十嵐貴久
RIKA
🔸🔸🔸あらすじ🔸🔸🔸
妻子持ちの平凡な会社員、本間は、出来心で出会い系サイトを始める。そこでリカと名乗る女とメール交換をするようになる。本間は、自分が思い描く通りの反応をしてくるリカに、男性としての優越感を得るようになる。そのうち「会いたい」と思うようになった本間は携帯番号を教える。
初めて聞いたリカの声は、とても美しく魅力的だった。しかし、携帯電話を教えた後からリカの行動に異変が出てくる。日に何回もかかってくるようになり、出られない時は留守電に保存数いっぱいのメッセージが。
お仕事中かな?
また掛けます。
ねぇ、どうして出てくれないの?
何か悪い事したかな?
どうして出ないのよ!
恐怖を感じた本間は、リカとの縁を切ろうと携帯電話を変更した。これで、平穏な日常に戻った。はずだったが・・・
まず、この作品から感じたことは、『やっぱ、一番怖いのは人間だわ😱😱😱』ってこと。
憎悪
思い込み
執念
これが一塊になると、手が付けられない。
それから、
軽率さ
無知
「これぐらい大丈夫だ」「みんなやってることだから」
これが、自分にも通じるとは決して限らない。”後の祭り”となって、”後悔先に立たず”にはなりたくないもんだ。
あと、
ネット社会
法の限界
知ってるようで何も分からないインターネット。ホント、これが出てくる前までの時代はシンプルだった~。もちろん、恩恵もたくさん受けてるけど、気づかないところで訳の分からんことに巻き込まれる危険性も増えた。頼れる法も完全とは言えない。
読みながらエンディングを想像した。
本田側に立つなら、まぁ、無事に解決してほしい。リカ側に立つなら、軽率なことをした本田に自業自得感を味わってほしい。さてさて、どっちかなぁ~と、思ってたら、「ええぇぇーーーーーー😱😱😱」っと、ぶっちぎりに振り切ったエンディングで、読み終わったら目、見開いてたわ(笑)
この方の別の作品も読みたくなって検索したら、なんと「リカ・シリーズ」があるとな❗ 気持ちのHPをもうちょっと回復させてから読もうと思います(笑)
映画化もいけるかもと思ったら、やってた(笑)
2021年、これ予告で見たわ❗ これだったのか(笑)
リカ 自称28歳の純愛モンスター
でも、シリーズものの方かな❓ 私が読んだものとストーリーが違うから、見ないでおこう。
グロテスクなシーンはないけど、人間の”どす黒さ”を感じる作品。そういうのがお好きな方はぜひ読んでみて(笑)