国際唎酒師に向けて~のんびり学習④~
ひっさびさにテキストを開いた。
いつも真横においてるのにね(笑)
今回から『製造』チャプターに入った。
これがめっちゃ、面白い✪ ω ✪
今日読んだとこはココ↓
・発酵
・原料処理
いっぱい、発音しにくい日本語でてきたけど・・・
醸造(じょうぞうしゅ)、蒸留(じょうりゅう)からして、超~~~~読みにくいよね!!?( ﹁ ﹁ )
酒にフィーチャーしたドラマとかやった日にゃ~、俳優さんたち大変そうよ ̄へ ̄
【本日の"へーーー!"】
・[発酵]とは主に[微生物]の働きで、[有機物(糖類やタンパク質など)]が[他の何か]に変更すること。
日本酒の場合;
[微生物]→『酵母』(前回の学習でやった、この酵母にもたくさん種類があるってヤツですな)
[有機物]→『糖類』
[他の何か]→『アルコールと炭酸ガス』
⇒この発酵のことを「アルコール発酵」と言う
・このアルコール発酵をさせる時に、もともと[糖分を含んでいる原料]を使うか[糖分を含んでいない原料]を使うかで、仕組みが変わる。
例えば;
<ワインの場合>
原料のブドウは糖分を含んでいるので、酵母をくれえるとアルコール発酵の条件が整う。
⇒「単発酵」と言う
<日本酒やビールの場合>
米や麦は穀物なので、デンプンは多いが糖分が少ない。そこで、まず糖分を造る必要がある。デンプンはブドウ糖の集合体なので、糖化酵素という物質を利用すれば、デンプンが分解されて糖分ができる。(なんと!すんません。理科できない人なんで・・・)この糖化酵素を出してくれるのが、日本酒では「麴菌」、ビールでは「麦芽」。
糖分ができたら、あとは一緒。酵母を加えるとアルコール発酵の条件が整う。
⇒「複発酵」と言う
・複発酵には[単行複発酵]と[平行複発酵]がある。
<単行複発酵>
・糖化を造る工程と、アルコール発酵の工程を順次、別工程ですること。
ビールはこの方法。
<平行複発酵>
・糖化とアルコール発酵を一つにぶち込んで同時にやる。
日本酒はこの方法。
・原料処理には次の7工程がある。
1:精米
2:枯らし
3:洗米
4:浸漬(しんし)
5:水切り
6:蒸し
7:放冷
1:精米
意味;玄米を削り、白米にすること。30%以上削ることがほとんど(一般米は8%程度)
目的;表層部に多く含まれるタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルを除くこと
※タンパク質は多すぎると雑味が多くなる
精米歩合;玄米を削り取った後、どのぐらい米が残っているかを%で表したもの。
あまり削っていないと「精米歩合が"高い"(=原料香の発現が高く、味わいが濃醇になりやすい)」と言い、かなり削っていると「精米歩合が"低い"(=原料香の発現が低く、味わいが軽快になりやすい)」と言う。
精白率;削り取ることを「精白」と言い、その割合のこと。
精米機;「横型精米機」と「竪型精米機」があり、日本酒用は「竪型精米機」
30%程度削り取るのに約8時間、60%程度に約48時間、90%程度に約60時間。
うそだろ!!∑( 口 || これだから日本酒造りは時間かかるはずだよ・・・
2:枯らし
意味;冷暗所で2~3週間保管すること
目的;精米後の米は摩擦熱を帯びていて、そのままの状態で洗米や浸漬を行うと、米が割れたり、水分を吸い過ぎる恐れがある。そのため、米の温度を下げ、米内部の水分を均一化する。
うそだろ!!∑( 口 || これだから日本酒造りは時間かかるはずだよ・・・(Part 2)
3:洗米
意味;米を洗う作業
目的;白米の表面に残っている糠や米くずを洗い流すこと
4:浸漬
意味;米に水を吸わせる作業
目的;蒸す際に必要な水分を米に吸収させること
必要な時間は、その日の天候、気温、湿度、水温など、さまざまな条件に異なる(ひょえ~~~)
5:水切り
意味;水を除く作業
目的;米粒の表面に付着している水分を除去すること
6:蒸し
意味;米を蒸すこと("むすこと"って入力変換したら、"息子と"って変換されたんだけど・・・)
目的;蒸気で加熱することで、米を溶けやすくすること
蒸し上がった米は「蒸米(むしまい)」と呼ばれ、外側が硬く、内側が柔らかい状態がよいとされる。
7:放冷
意味;蒸米の温度を下げる作業
目的;蒸米を使用目的に応じた温度に設定すること
ほとんどの工程に、『細心の注意が必要』って書かれてて・・・(笑)
今回の学習で思ったこと。
日本酒とは・・・
造るのにクッソ時間がかかる上に、めっちゃ神経を使ってできる、酒類でも割かしアルコール度数の高い飲み物(そして、保存にも気を遣う)
造る人も売る人も飲む人も注意が必要な繊細な飲み物
こんな飲み物、他にある?(笑)