BurgundyBlackの独り言

「好きなこと」「そのとき気になったこと」など、自由気ままに語るよ

【本】波濤の城

著作:五十嵐貴久さん

⭐⭐⭐⭐

 

読みながら、ポセイドン・アドベンチャーみたいやな( ゚Д゚)」と思ってたら、後書きに「ポセイドン・アドベンチャーにインスパイアされた」と書かれてあった(笑)

しかし!

そのポセイドン・アドベンチャーを観たことがない!というね(笑) 今度、観てみようかな(;・∀・)

 

🛳あらすじ🛳

消防士である神谷夏美と柳雅代は、4泊5日の豪華客船の旅に参加。乗員乗客2000人が乗り込み、韓国釜山までの船旅を優雅に楽しむ・・・はずだった。

 

えー・・・

まず、私、船が・・・大嫌いです(-_-メ)

特に、波の影響をもろに受けるボートとか小型船。

乗って3秒で船酔いします。

だから、ドラマとかでよくあるクルーズ船でのパーティーとか、全力で拒否します(まぁ、招待される予定は全くないけどね😏)

 

本編で、どんどん船が傾いていく描写があるんだけど、もぉー、「うっぷ(×艸×)」って思いながら読んでた。

 

地元の港に”飛鳥Ⅱ”が来ることがあって、何度か直接見たことがあるけど、マジでデカいのな!(笑) 関門海峡の関門大橋の下は、ギリギリ通れる高さだと聞いたことがある。

飛鳥Ⅱじゃなかったと思うけど、別の豪華客船が来た時に、船内を見学させてもらえるってんで、参加したことがある。

 

ホント、あれは、町だわ。

動く町。

 

あんだけ大きいと、あまり揺れは感じないようだけど、やっぱ天候によってはそれなりに揺れるらしい。

うちは日本海に面している地域だったから、時化の時の波の激しさは知ってる。親類に漁師もいて、「大時化になった時は、船内の捕まれるとこに捕まるんだけど、スーパーマン状態だぞ。落ちたら、もぅ、見つからんからな」ってよく言ってた。命がけの職業だわ・・・感謝しながらお魚、食べてます。🐡

 

もぅ、豪華客船だろうが何だろうが、私の中で「海の旅」は有り得ないんですな。

ずっと、「詰んどる。最初から詰んどるよ(;゚Д゚)」と、ハラハラしながら読んでた。

 

あと、消防士さん。

友人の旦那さんが消防士さんなんだけど、本人が「きれいな仕事じゃないからね」と言ってたのがすごく印象に残ってて、確かに、火事の現場に行くんだもんな。建物は崩壊し、死傷者だって出る現場。“消防士”っていう響きや、消防署の敷地内で訓練をしているところを見かけることもあって、”カッコいい”っていうイメージがあるけど、仕事の内容は・・・

 

本編の消防士さんは二人とも女性。

昔、女性消防士さんが訓練を頑張ってるドキュメンタリーか何かを観たことがあるけど、すごい根性だと思った。今、読んでる、別の作家さんの本は女性刑事が主人公なんだけど、「”女性”というだけでなめられる」という点は変わらない。同じ試験を受けて受かってるのにね・・・ そして、"男からの嫉妬の方がたちが悪い”というのも共通点らしい(-_-メ) 

 

彼女たちのセリフで、「あ~、そうかも」と思ったのは、

 

人は、ケガをしている人からの指示に従わない

(こんな感じのセリフだった)

 

幸運にも、今まで生きてきて、事故に遭ったり、巻き込まれたりしたことがないから、この本のようなパニック状況の経験はない(そして、この先もNO THANK YOUでお願いしたい)。

思考停止状態の時に、頼りになる人がケガを負ってて、その人の指示に従えるかって考えたら、「本当に言う通りにしてもいいのだろうか?」と疑心暗鬼になるかもしれないな、と思った。

 

あと、船長に💢💢💢ブチブチ切れながら読んでたよ。

最後、すっきりしたけどね。

 

ハッ!!

ざまぁぁぁーーーーーーーー(・`▽・´)

 

ってな🎶🎶