BurgundyBlackの独り言

「好きなこと」「そのとき気になったこと」など、自由気ままに語るよ

映画:グリーン ブック

gaga.ne.jp

 

見よう、見ようと思って、ずっとウォッチリストに放置されてたやつ(〜 ̄▽ ̄)〜 ようやく見たよ(笑)

 

まず実話だとは知らなかった。

なんか予告を見た時に、キャラが違う二人のやり取りが気になって「見たいな~」っと思ったんだったと思う。

 

この映画を見て初めて知ったのだが、タイトルの「グリーン ブック」というもの。

これは、黒人が安全に利用できる宿泊施設、レストラン、ガソリンスタンドなどをリストにして紹介するいわゆるガイドブックだ。

どこでも人種差別は根深い問題だが、グリーン ブックなるものが作られるほどって・・・

映画本編でもあるけど、フラッと入ったバーで暴行を受けたり、「日没までに黒人は町を出なければならない」という条例があって警察に連行されたりと、とにかく理不尽極まりないことが起こる。

 

面白いのは、主人公トニー(イタリア系)も最初、黒人を毛嫌いしていたこと。家に配管の工事か何かで来た黒人に奥さんが飲み物を渡すが、その時に使われたグラスを捨ててしまうほど。

そんな彼が、ひょんなことからドクター・ドナルド・シャーリー(黒人の運転手の仕事をオファーされる。ドクターと呼ばれていることから、トニーはドナルドが医者だと思っていたが、面接に行った先が、あのカーネギーホール。そこに住むドクターは黒人ピアニストだった。

トニーは家族を養うため、運転手の仕事を引き受ける。実はこのトニー、超荒くれ者。ケンカとハッタリはお手の物。この性格がドクターに選ばれた理由。なぜなら、ドクターは黒人差別がひどい南部にコンサートツアーで出向くことにしていたからだ。いろいろなトラブルが起こるであろうことに備え、トニーを選んだのだ。

 

とにかくこのトニーは人の言うことを聞かない頑固者。マナーもなってないし、洗練されたドクターとの対比がとても面白い。自分も黒人のことを毛嫌いしているにもかかわらず、ドクターが不当な扱いを受けると不愉快みたいで「💢」ってなる。なんだか憎めないキャラなのだ。たぶんそれは彼がストレートな性格だからなんだと思う。誰であろうが自分の意見を言う。映画が進んでいくと、このおっさんがだんだんチャーミングに見えていくから不思議だ。

 

途中、二人が警察に捕まって拘留されるシーンがある。案の定、ドクターは白人警察にバカにされるのだが、「弁護士を呼ぶ権利が自分にはある」と主張し、電話をさせてもらえる。その電話した先が・・・気になる人は見てみてほしい。二人が解放された時、私は思わず「けっ!ざまーーーー!!よくやった、ドクター👍」と言っちゃったよ。

 

最初にも書いたが、これは実話。

映画の最後に二人のことが紹介されるが、トニーが亡くなるまで交友関係は続いたようだ。ドクターもトニーが亡くなった3か月後ぐらいに亡くなっているので、「夫婦か!」って感じだ(笑)

 

曲も素晴らしいし、これは定期的に見たくなる映画だと思う(●ˇ∀ˇ●)